座間市で会社設立なら中小企業のサポート経験豊富な【こぐれ会計事務所】へ~eLTAXの利用を始めるには~
法人は、法人税や消費税を税務署に申告して国に納税するだけではなく、籍を置いている都道府県の主税局、市町村にも申告・納税が必要です。
その際に使うのが地方税ポータルシステム(eLTAX)です。
前回の記事では国税電子申告・納税システム(e-Tax)の始め方を紹介しましたが、今回はeLTAXの説明となります。
e-TaxとeLTAXの違い
納税科目の違い
まずはe-TaxとeLTAXで違う点を見ていきたいと思います。
税に関する電子申告・申請から納税(eLTAXでは共通納税という)をオンライン上でできることは、e-TaxもeLTAXも同じです。
この二つの違いは申告・申請書の提出先が国なのか、都道府県もしくは市町村(地方)なのかという点です。
例えば、従業員に給料を出したとき、社会保険料と源泉所得税、住民税等を天引きして預かることがあります。
この預かったお金を納付する際には、源泉所得税は国税のためe-Tax、住民税は地方税のためeLTAXで手続きを行うことになります。
このように税目によって納付先が異なるため、納付先に合致したシステムを利用しなければなりません。
納税科目 | |
国税(e-Tax) | 所得税、法人税、消費税、贈与税、相続税、酒税、印紙税他 |
地方税(eLTAX) | 法人都道府県民税、法人事業税、特別法人事業税、法人市町民税、固定資産税、個人住民税、事業税他 |
参照:e-Tax 利用可能手続一覧 / eLTAX eLTAXで利用可能な手続き
利用時間の違い
e-TaxもeLTAXも、厳密にいうと24時間利用できるわけではありません。
特にeLTAXは、通常期の土日祝は利用できなかったり、朝方など使えない時間もあるので申告期限があるものについては注意が必要です。
利用可能時間(通常期) | |
国税(e-Tax) | メンテナンス時間を除き、24時間 |
地方税(eLTAX) | 8:30~24:00 土・日・祝日、年末年始12/29~1/3は除く(繁忙期と通常期で運用スケジュールが異なる) |
詳しくはe-Taxは利用可能時間、eLTAXはトップページ「よくあるご質問」の下に運用スケジュールがあるので、そちらでご確認ください。
eLTAXの利用者IDを取得する
利用開始にあたり、eLTAXの登録は書面ではできません。
地方税ポータルシステムサイトトップのの右上PCdesk(WEB版)と書かれているバナーをクリックしてその下部「利用届出(新規)」から行います。
事前準備の案内が出ますが、利用者IDの取得だけでしたら署名は不要なのでそのまま進むことができます。
登録はガイドに沿って入力を行えば完了です。e-Taxでは任意だったメールアドレスですが、eLTAXでは入力必須項目となっています。
注意:eLTAXでは登録メールアドレスを変更・追加する際においてワンタイムパスワードが必要となります。
(納税の関係上、弊所では第一メールアドレスを弊所のアドレス、第二メールアドレスを関与先様のアドレスとさせていただいております。)
このようにeLTAXもe-Taxと同様にいつでも誰でも使い始めることができます。
ただし実際に申告や申請になると申告ソフトや会計ソフトと連携があったり、電子署名の準備が必要になったりと手間がかかります。
そういったことに不安のある方は、会社の設立から諸手続きについては専門家へ依頼するのも方法の一つでしょう。
会社設立からその後のサポートまで経験豊富なパートナーをお探しの方は【こぐれ会計事務所】までご相談ください。